問題番号 : 116A26

30歳の男性。「3か月くらい前から,仕事の能率が悪いのが気になる」と訴えて産業医面談を希望した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い,約半年前から会議もオンラインで行う在宅勤務となった。妻と3歳の男児との3人暮らしだが,自宅周囲の騒音や男児の世話のためにイライラして仕事に集中できないという。約1か月前から寝酒を飲んで眠るようになったが,その頃から朝の起床時に気持ちが沈んでいることが多くなった。毎日疲れが残り,気がつくと取り留めなく考え事をしているという。
 産業医の対応として適切でないのはどれか。

正解
e
国試正答率
100%

Assessment
①30歳の男性
②「3か月前から仕事の能率の低下」で産業

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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