問題番号 : 115F58

28歳の経産婦(2妊1産)。妊娠31週0日,下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。前回の妊娠は,妊娠32週0日で経腟分娩した。身長154cm,体重46kg(非妊時40kg)。体温36.6℃,脈拍72/分,整。胎位は頭位で推定胎児体重は2,000g。子宮に圧痛を認めない。腟鏡診にて腟内に少量の血液付着を認めるが,持続的な出血や羊水流出を認めない。経腟超音波断層法検査所見(A)及び胎児心拍数陣痛図(B)を下に示す。
 適切な対応はどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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