問題番号 : 115F37
35歳の女性。月経痛と過多月経を主訴に来院した。月経は周期28日型,整,持続8日間。3年前から月経痛に対して市販の鎮痛薬を服用しているが,6か月前から仕事や日常生活に差し支えるようになったため受診した。内診で子宮は15cmに腫大し硬く,可動性は良好である。付属器は触知しない。血液所見:赤血球340万,Hb 9.0g/dL,Ht 28%,白血球4,100,血小板23万。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像を下に示す。 診断はどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。