問題番号 : 115E34

37歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠26週。血糖値の異常を指摘され紹介受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠24週時に施行された50gブドウ糖負荷試験で血糖値156mg/dLであったため精査のため紹介となった。既往歴に特記すべきものはない。身長156cm,体重75kg(非妊時69kg)。体温37.0℃。脈拍76/分,整。血圧122/76mmHg。呼吸数18/分。尿蛋白(-),尿糖(±)。来院後に施行した75g経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉は,空腹時血糖値90mg/dL,1時間値192mg/dL,2時間値138mg/dLであった。
 今後の管理としてまず行うのはどれか。

正解
c
国試正答率
87%

Assessment
①37歳の初妊婦(1妊0産),妊娠26週
②妊娠24週時

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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