問題番号 : 115E29

21歳の女性。性暴力による健康被害の検査を求めて来院した。昨晩,1人でバーに行った。隣のテーブルにいた男性グループから話しかけられ,なんとなく話をしながらカクテルを飲んでいるうちに急に意識がもうろうとし,午前2時に気が付いたときにはホテルのベッドの上にいた。状況から,意識を失っているうちに性暴力被害に遭っていたと考えられた。自宅に帰った後,母親の強い勧めで母親に付き添われて午前5時に救急外来を受診した。意識は清明。話す態度は取り乱す様子はなく落ち着いている印象で「知らない人と飲酒した自分が悪いのです」と話している。
 医師の言葉として適切でないのはどれか。

正解
e
国試正答率
100%

Assessment
①性暴力による健康被害の検査を求めて来院
②意識は清明

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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