問題番号 : 115D66

61歳の女性。閉経51歳。性器出血を主訴に来院した。6か月前から少量の性器出血が続いている。身長158cm,体重52kg。血圧120/78mmHg。内診で子宮は正常大,左付属器領域に径10cmの腫瘤を触知する。圧痛はなく可動性は良好である。超音波検査で子宮内膜の肥厚(12mm)を認める。腹水と胸水は認めない。子宮頸部細胞診で異型細胞を認めない。子宮内膜組織診で増殖期内膜を認める。血液生化学所見:CA125 38U/mL(基準35以下),CA19-9 15 U/mL(基準37以下),エストラジオール〈E2〉310pg/mL(基準20以下)。開腹手術を施行した。左付属器の手術摘出標本のH-E染色像を下に示す。
 この患者の診断はどれか。

正解
e
国試正答率
91%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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