問題番号 : 115D56

 52歳の女性。左耳の難聴を主訴に来院した。3年前から左難聴を自覚していたがそのままにしていた。それまで耳は良く聴こえていた。半年前からは難聴が増悪し,日常生活に支障が出るようになったので受診した。小児期から現在まで,耳痛,耳漏の自覚はない。5年前からアレルギー性鼻炎の診断で治療中である。以前から鼻すすり癖を指摘されている。純音聴力検査では中等度の左伝音難聴を認めた。側頭骨CTでは左上鼓室および耳小骨周囲に病変を認め,中頭蓋底に骨欠損を認めた。
 下に示す左鼓膜写真の中でこの患者の鼓膜写真として最も適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
71%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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