問題番号 : 115D45

22歳の男性。咽頭痛と微熱を主訴に来院した。10日前から咽頭痛と37℃台の発熱があった。体温38.3℃。扁桃腫大は認めない。両頸部に径0.5cmのリンパ節を2個ずつ触知するが疼痛や圧痛はない。肝臓および脾臓を肋骨弓下にそれぞれ1cm触知する。血液所見:白血球3,600(桿状核好中球3%,分葉核好中球16%,単球13%,リンパ球59%,異型リンパ球9%)。血液生化学所見:AST 325U/L,ALT 286U/L。CRP 6.7mg/dL。
 適切な治療薬はどれか。

正解
b
国試正答率
72%

Assessment
Step1 22歳の男性 咽頭痛と微熱

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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