問題番号 : 115D30

32歳の女性。流産を繰り返すことを主訴に来院した。これまでに3回妊娠したが,いずれも胎児心拍確認後,妊娠12週,21週,17週で心拍が消失し流産した。3年前に左下肢血栓症で治療を受けた。子宮と卵巣とに異常を認めない。甲状腺ホルモンと下垂体ホルモンとに異常を認めない。月経周期は28日,基礎体温は2相性,高温相は14日間である。血液検査では,APTT 52.0秒(基準対照32.2),抗リン脂質抗体陽性。夫婦の末梢血染色体は正常核型。
 次回妊娠中に投与する薬として適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
94%

Assessment
①3回の妊娠後,妊娠12週,21週,17週で流産 ⇒ 習

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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