問題番号 : 115D26
11か月の男児。出生時に外陰部の異常を指摘されていたが,転居を契機に母親に連れられて受診した。在胎36週,出生体重2,640g,Apgarスコア7点(1分),9点(5分)であった。体重9kg。体温36.5℃。心拍数94/分,整。SpO2 97%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。左精巣は陰嚢内に触れ,右精巣は陰嚢内に触知しない。陰嚢の写真を下に示す。 家族への説明として正しいのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。