問題番号 : 115D21

11か月の男児。今朝,血便様の便があったため母親に連れられて来院した。これまで下痢や嘔吐はなく,ずっと機嫌はよい。食欲はあり水分摂取も良好である。昨日,初めてブドウ果汁入りジュースをたくさん飲んだとのことである。浣腸を行い,便性を観察したところ赤紫色の軟便であった。身長75.1cm,体重9kg。体温37.0℃。脈拍108/分,整。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟。便潜血検査は陰性。腹部超音波検査で異常を認めない。
 患者の家族への説明として正しいのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①11か月の男児 ⇒ 離乳は進んでいる時期
②身長75.

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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