問題番号 : 115C59
33歳の初産婦(1妊0産)。妊娠39週5日,規則的な子宮収縮を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常は認めなかった。午前3時,10分間隔の子宮収縮を自覚し,次第に増強したため午前8時に来院した。内診所見は,分泌物は粘液性で一部血性,子宮口は2cm開大,展退度は80%,硬度は軟,児頭下降度はSP-2cmであった。入院し経過観察をしていたが,12時の時点で破水を認めた。17時の時点で分娩には至っていない。パルトグラムを下に示す。 診断はどれか。3つ選べ。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。