問題番号 : 115C41

25歳の女性。3か月前に虫垂炎で入院した際行われた腹部超音波検査で腎臓の異常を指摘され,母の腎臓病が遺伝していないか心配で検査を希望して来院した。母は58歳で,遺伝性腎疾患のため1か月前から透析をしている。母方祖父も60歳から同病で透析をしており,5年前に脳出血で亡くなった。父方の家系に同病の人はいない。身長160cm,体重51kg。血圧110/70mmHg。脈拍80/分,整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,腫瘤は触知しない。尿所見:蛋白(-),糖(-),潜血反応(-)。腹部造影CTを下に示す。母と同病であると診断された。近く,結婚予定で挙児希望がある。パートナーの家系に同病の人はいない。
 この患者の子どもが同遺伝性腎疾患を有する確率はどれか。

正解
e
国試正答率
97%

画像診断
上画像参照。
 腹部造影CT検査にて両側腎に多数の嚢胞の存在を認める

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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