問題番号 : 115C39
65歳の男性。3日前からの眼痛を主訴に来院した。20歳ころに右眼を強く打撲したが,その後問題なく生活していた。半年前から右眼の視力低下を自覚し,1か月前からほとんど見えなくなったが,仕事の都合で医療機関を受診できなかった。全身所見に異常を認めない。視力は右眼前手動弁,左1.0。眼圧は右53mmHg,左15mmHg。右眼の眼底は透見不能である。右眼の前眼部写真を下に示す。 行うべき治療はどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。