問題番号 : 115B34

4歳の男児。1週間持続する咳嗽を主訴に母親に連れられて来院した。母親と診察医との会話を示す。
医師:「今日はどうされましたか」
母親:「咳が1週間続いているのできました」
医師:「①症状について詳しく教えてください
母親:「咳は夜寝ているときと明け方が多いです。日中はあまり出ていません。咳とともに胸のあたりがゼーゼーいっている感じがします」
医師:「②熱や鼻汁はありますか
母親:「ありません」
医師:「③周囲に同じような症状の人はいますか
母親:「いません」
医師:「④食べ物や薬のアレルギーはありますか
母親:「卵アレルギーがあります」
医師:「⑤ご両親にアレルギーはありますか
母親:「私がアトピー性皮膚炎です」
医師:「それでは診察しましょう」
 下線部の質問の中で開放型質問はどれか。

正解
a
国試正答率
100%

Assessment
①4歳の男児
②1週間持続する咳嗽
③咳は夜寝ているとき

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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