問題番号 : 115B33

26歳の男性。研修医。診療中にHIV抗原・抗体陽性者の体液に曝露したことを指導医に報告してきた。オートバイの転倒事故による多発外傷で救急搬送された38歳の男性患者の診療をした。意識障害のため当初は患者の基本情報がなかったが,駆け付けた患者家族によりHIV感染者であることが判明した。事実が判明するまでに,研修医は気管挿管,末梢静脈路の確保,血液検体採取,尿道カテーテル留置を行った。いずれも標準予防策として手袋,サージカルマスク及びプラスチックエプロンを着用した。針刺しなどの受傷はないが,尿道カテーテル留置の際に腕の皮膚に患者の尿が飛散した。
 研修医に対する指導医の対応として誤っているのはどれか。

正解
d
国試正答率
99%

Assessment
①研修医がHIV抗原・抗体陽性者の体液に曝露 ⇒ HIV

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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