問題番号 : 115A62

 ①42歳の初産婦(1妊0産)。妊娠36週の妊婦健康診査のため来院した。②不妊のため5年間の治療歴があり,体外受精-胚移植で妊娠に至った。妊娠初期に2絨毛膜2羊膜性双胎と診断され,以降の妊婦健康診査において異常は認めなかった。③33歳時に卵巣子宮内膜症性嚢胞に対して腹腔鏡下卵巣嚢胞摘出術の既往がある。身長162cm,体重66kg(非妊時58kg)。体温36.8℃。脈拍78/分,整。血圧126/74mmHg。呼吸数18/分。超音波検査所見:④推定胎児体重は先進児2,680g,後続児2,480g。⑤胎位は先進児が骨盤位,後続児が頭位だった。羊水量に明らかな異常は認めなかった。
 下線部のうち経腟分娩の可否を判断する上で最も重要な情報はどれか。

正解
e
国試正答率
97%

Assessment
①42歳の初産婦 ⇒ 貴重児であり,経腟分娩は難産の可能

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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