問題番号 : 115A57

 36歳の初産婦(1妊0産)。妊娠40週0日に陣痛発来のため入院した。続発性微弱陣痛で分娩が遷延したため,オキシトシンで陣痛促進後,吸引分娩となった。児は,3,800g,女児で,Apgarスコアは8点(1分),9点(5分)であった。児娩出後30分経過したが,胎盤が自然に娩出されず,出血が持続するため,用手剥離を行った。胎盤娩出後も子宮からの出血が持続しているため,子宮を双手圧迫している。母体は顔面蒼白で冷や汗をかいているが,意識レベルは正常である。体温36.9℃。心拍数120/分,整。血圧80/40mmHg。
 ここまでの出血量の推定値はどれか。

正解
d
国試正答率
27%

Assessment
①36歳の初妊婦(1妊0産),妊娠40週0日 ⇒ 高年初

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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