問題番号 : 115A54

 6歳の男児。首を左右に振る動作を主訴に,母親に連れられて来院した。昼食後テレビをみているときに首を左右に振る動作が5分程度続いたため受診した。7か月前から素早い瞬目を繰り返すことに気付かれ,2か月程度で一旦治まった。4か月前から瞬目が再びみられるようになり,突発的,非律動的に顔をしかめたり,首を左右に振ったりするようになった。いずれの症状も睡眠中にはみられず,リラックスしている時に多く出現する。短時間であれば,自分で抑制することができる。神経診察で異常を認めない。
 最も考えられるのはどれか。

正解
b
国試正答率
98%

Assessment
①6歳の男児 ⇒ 幼児期の男児
②首を左右に振る動作 ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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