問題番号 : 115A53

 58歳の男性。空腹時血糖の高値を主訴に来院した。20年前に2型糖尿病を指摘され,15年前からインスリン自己注射を開始した。現在は超速効型ヒトインスリンを各食直前に6単位,就寝前に持効型溶解インスリンを12単位自己注射している。内服薬は服用していない。最近の自己血糖測定値を下記に示す。睡眠中に著明な発汗を伴い目覚めることがある。身長173cm,体重62kg。脈拍68/分。血圧126/82mmHg。身体所見に異常を認めない。尿所見:蛋白(-),糖2+,ケトン体(-)。血液所見:随時血糖178mg/dL,HbA1c 6.4%(基準4.6~6.2)。

 まず行うべきなのはどれか。

正解
c
国試正答率
73%

Assessment
①20年前に2型糖尿病を指摘 ⇒ 経過の長い2型糖尿病

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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