問題番号 : 115A47

49歳の男性。胃もたれを主訴に来院した。半年前から2日に1回くらい,食後に不快なもたれ感が出現した。胸やけはないが,満腹感のため食事を残すことがある。既往歴に特記すべきことはなく,現在服薬している薬はない。喫煙歴と飲酒歴はない。身長165cm,体重60kg。ここ半年間で体重の増減を認めない。2週前に受診した健康診断で異常はなかった。上部消化管内視鏡検査および腹部超音波検査で異常を認めず,血中Helicobacter pylori抗体は陰性であった。
 最も考えられる疾患はどれか。

正解
d
国試正答率
98%

Assessment
①胃もたれを主訴 ⇒ 消化管疾患および消化管以外の幅広い

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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