問題番号 : 115A43

 5歳の女児。急性リンパ性白血病で入院中であり,寛解導入療法を行っている。体温36.4℃。眼瞼結膜は貧血様である。下腿に紫斑を認める。血液所見:赤血球288万,Hb 8.8g/dL,Ht 26%,網赤血球0.1%,白血球800(分葉核好中球19%,単球0%,リンパ球81%),血小板1.0万,PT-INR 1.0(基準0.9~1.1),APTT 29.2秒(基準対照32.2),血漿フィブリノゲン170mg/dL(基準200~400)。
 対応として適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
66%

Assessment
①下腿に紫斑 ⇒ 出血傾向
②Hb 8.8g/dL ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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