問題番号 : 115A33

18歳の女性。下腹部鈍痛を主訴に来院した。3か月前から腹満感が出現し,1か月前から下腹部鈍痛が出現した。初経12歳,月経周期28日型,整,持続5日間。性交経験はない。身長161cm,体重55kg。体温37.0℃。脈拍92/分,整。血圧124/74mmHg。下腹部は軽度に膨隆し,直腸指診で圧痛を伴う可動性不良な腫瘤を触知する。直腸に異常を認めない。血液生化学所見:hCG<0.5IU/L(基準1.0以下),CEA 1.6ng/mL(基準4.9以下),CA19-9 10 U/mL(基準37以下),CA125 418 U/mL(基準35以下),AFP 140,000ng/mL(基準20以下)。骨盤部MRIのT2強調矢状断像を下に示す。
 最も考えられる疾患はどれか。

正解
a
国試正答率
89%

Assessment
Step1 18歳の女性 下腹部痛<

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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