問題番号 : 115A18

 1歳の男児。39℃台の発熱とおむつに膿が付着していることを主訴に母親に連れられて来院した。5か月前に39℃台の発熱が3日間持続し,自宅近くの診療所で治療を受けたことがある。尿所見:蛋白1+,沈渣に赤血球5~8/HPF,白血球30~50/HPF。血液所見:赤血球430万,Hb 12.3g/dL,Ht 38%,白血球13,800。血液生化学所見:尿素窒素10mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL。排尿時膀胱尿道造影写真を下に示す。
 考えられるのはどれか。

正解
d
国試正答率
98%

画像診断
上画像参照。
 排尿時膀胱尿道造影写真において,膀胱から両側尿管への

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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