問題番号 : 114F57

6か月の乳児。6か月児健康診査で成長障害,発達遅滞が疑われ,母親とともに受診した。意識は清明。身長66.2cm(-0.7 SD),体重6.0kg(-2.0 SD)。体温36.9℃。心拍数118/分,整。血圧90/58mmHg。①定頸を認める。②寝返りはかろうじてできるが,③お座りはできない。④顔面,頭部および下腿に新旧混在した皮下出血が散在し,⑤両足底に多数の円形の熱傷痕を認める。
 下線部のうち虐待を疑う所見はどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
99%

Assessment
①6か月児健康診査で成長障害,発達遅滞 ⇒ 虐待が生じる

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る