問題番号 : 114F44

10歳の女児。起立時の気分不良を主訴に母親に連れられて来院した。朝はなかなか起きられず,起立時に気分不良があり,時に目の前が暗くなりふらふらすることがある。午前中は特に調子が悪い。頭痛,腹痛が続き,食欲は不良である。乗物酔いを起こしやすいという。意識は清明。顔面はやや蒼白である。神経診察で異常を認めない。尿所見,血液所見および血液生化学所見に異常を認めない。
 診断に最も有用な検査はどれか。

正解
a
国試正答率
84%

Assessment
①10歳の女児 ⇒ 学童期女児
②起立時の気分不良を主訴

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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