問題番号 : 114F39

40歳の男性。両下腿の皮膚のただれを主訴に来院した。職場で作業中に有機溶剤の入ったドラム缶が転倒し,下半身の広い範囲にクレゾールがかかった。そのまま作業を続けたが,着替え時に下肢の皮膚が赤くただれているのに気付いて受診した。診察時,事故から4時間が経過していた。両側下腿が全体に発赤,右下腿外側に面積約20cm2ほどのびらんがみられる。
 患部のドレッシングを行った後,次に行うべき対応として正しいのはどれか。

正解
d
国試正答率
70%

Assessment
 クレゾールによる化学熱傷であるが,クレゾールは速やかに

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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