問題番号 : 114E46

本問は,114E45~46の連問の一部です。

 20歳の男性。医学部在籍中の2年次学生である。1週間の病院実習に初めての参加を予定しており,10か月前(1年次)に受けた抗体検査の結果を持って病院実習担当の医師に相談に来た。
既往歴:感染症の既往はないという。予防接種で発熱などの副反応が出たことはない。
生活歴:喫煙歴と飲酒歴はない。
家族歴:特記すべきことはない。
検査所見:10か月前の抗体検査の報告書を示す。
その後の経過:相談に来た学生は医学部を卒業し,5年後に研修医として同じ大学病院で勤務を始めた。この研修医が平日に救急外来で勤務していたところ,54歳の男性が自転車の転倒による挫創のため来院した。初診患者でこの病院に受診歴はない。この研修医が創部の縫合処置を行っている最中,誤って縫合針を自分の指に刺した。研修医は創部から血を絞り出し流水で十分に洗浄すると同時に,直ちに研修医自身と患者の血液検査を行った。
 外傷患者の血液検査結果が陽性だった場合,できるだけ早期に研修医に対する内服予防投与の開始が必要なのはどれか。

正解
a
国試正答率
78%

Assessment
⑤54歳の男性が自転車の転倒による挫創のため来院 ⇒ 処

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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