問題番号 : 114E34

72歳の女性。高血圧症で通院中の内科外来にて,夫への対応に困っていると相談があった。夫は2年前に職場を退職した後から飲酒をするようになり,最近はほとんど外出もせず,朝から家で飲酒することが増えた。飲酒をすると大声を出して暴れることがある。飲酒をやめるように話しても言うことを聞かず,病院受診を勧めると「病人扱いをするのか」と怒り出すため,とても困っているという。
 この相談を受けた医師の対応として最も適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
83%

Assessment
①ほとんど外出せず,朝から家で飲酒することが増えた ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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