問題番号 : 114D27

71歳の女性。排尿困難を主訴に来院した。1年前から会陰部腫瘤を自覚していたが,自分で腫瘤を元に戻していたという。3か月前から排尿困難が出現したため受診した。身長156cm,体重55kg。体温36.6℃。脈拍72/分,整。血圧132/72mmHg。血液所見:赤血球350万,Hb 11.2g/dL,Ht 34%,白血球4,000,血小板25万。血液生化学所見:尿素窒素23mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL,Na 144mEq/L,K 4.2mEq/L,Cl 100mEq/L。CRP 0.7mg/dL。外陰部の写真を別に示す。
 診断はどれか。

正解
b
国試正答率
61%

画像診断
上画像参照。
 外陰部の写真では,外陰部に表面平滑で楕円形の腫瘤様病

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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