問題番号 : 114D18

51歳の女性。顔面の発汗を主訴に来院した。半年前から疲れやすさを自覚し,発作性の発汗,後頸部の熱感および肩こりが増強してきたという。身長162cm,体重56kg。体温36.0℃。脈拍72/分,整。血圧124/76mmHg。1年前から月経はない。身体診察で明らかな異常を認めない。血液所見:赤血球387万,Hb 12.8g/dL,Ht 39%,白血球6,300,血小板21万。血液生化学所見:AST 24U/L,ALT 20U/L,TSH 1.2 μU/mL(基準0.2~4.0),FT4 1.1 ng/dL(基準0.8~2.2),FSH 38mIU/mL(閉経後の基準30以上)。心電図で異常を認めない。
 この病態の原因となっているのはどれか。

正解
b
国試正答率
94%

Assessment
①51歳の女性,顔面の発汗 ⇒ 更年期女性の症状と考える

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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