問題番号 : 114C40

9歳の男児。毎年学校で行われる体力測定において,有酸素運動能力の指標である往復持久走(20mシャトルラン)の折り返し数が7歳時をピークに低下していることが学校医に報告された。6歳:20回【19.2】,7歳:26回【28.6】,8歳:24回【38.5】,9歳:19回【48.0】(【 】内は全国平均回数)。身長の伸びはよく,体重の減少もない。本人に確認したところ毎年全力で走っているとのことである。
 学校医として適切な対応はどれか。

正解
d
国試正答率
93%

Assessment
①9歳の男児,往復持久走が7歳時をピークに低下,いずれも

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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