問題番号 : 114B14

膝の疼痛を主訴に来院した患者と医師との会話を以下に示す。
医師「今日はどうされましたか?」
患者「①左の膝が痛いので来ました
医師「そうですか。もう少し詳しく教えて下さい」
患者「②平らなところを歩いているときはそうでもないのですが,最近,階段で膝が痛くなります
医師「そうなのですね。ある日急に起こったのでしょうか?」
患者「③いいえ,昨年末くらいからでしょうか。気付いたら階段を使うといつも痛い気がして
医師「ご心配ですね」
患者「④はい,ひどくなって歩けなくなったら,周りに迷惑をかけるのではないかと心配です
医師「それで今日はいらしたのですね」
患者「⑤そうです。こちらは評判も良く,家から近いので来ました
 受療行動についての情報はどれか。

正解
e
国試正答率
49%

選択肢考察
(解答率:×a 28.9%,×b 1.1%,×c 0.5%,×d

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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