問題番号 : 114A75

80歳の男性。夜間に大声をあげることを主訴に来院した。約10年前から時々はっきりした夢をみて,夜中に大声をあげるようになった。1年前から動作がのろくなり,歩行時に歩幅が小刻みとなって,つまずくことが増えてきた。2か月前から,カーテンが人の姿に見えることがあったという。さらに,夜中に大声をあげて手足を動かしてベッド周囲の物を落とすことが増えてきたため,心配した妻に勧められて受診した。既往歴に特記すべきことはなく,常用薬はない。頭部MRIでは軽度の脳萎縮以外に異常は認めない。
 診断に有用な検査はどれか。3つ選べ

正解
c, d, e
国試正答率
48%

Assessment
①80歳の男性 ⇒ 高齢男性
②約10年前から時々はっき

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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