問題番号 : 114A65

40歳の経産婦(6妊5産)。妊娠34週3日に胎動消失を主訴に来院した。妊娠経過は順調であったが,妊娠30週の妊婦健康診査後,多忙と経済的理由のため受診していなかった。これまで計5回の経腟自然分娩の既往がある。身長152cm,体重62kg。体温36.8℃。脈拍84/分,整。血圧116/72mmHg。子宮収縮は認められなかった。腹部超音波検査を施行したところ,胎児心拍を認めなかった。推定胎児体重は1,500gで妊娠30週の妊婦健康診査時の推定体重とほぼ変わらなかった。胎盤に異常所見はなかった。
 直ちに行う血液検査項目として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
61%

Assessment
①40歳,6妊5産,計5回の自然分娩歴 ⇒ 不育症ではな

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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