70歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2か月前から食物の飲み込みにくさを自覚するようになった。徐々に食事摂取が困難となり,体重は1か月で4kg減少した。身長170cm,体重59kg。体温36.5℃。脈拍76/分,整。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球334万,Hb 10.8g/dL,Ht 31%,白血球7,200,血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL,アルブミン3.3g/dL,AST 36 U/L,ALT 40 U/L,尿素窒素19mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL,CEA 14ng/mL(基準5以下),SCC 7.8ng/mL(基準1.5以下)。上部消化管内視鏡像(A),生検組織のH-E染色標本(B)及び腹部造影CT(C)を別に示す。
対応として適切なのはどれか。