問題番号 : 114A40

33歳の男性。下痢を主訴に来院した。2週間東南アジアを観光旅行し,2日前に帰国した。帰国日から水様下痢が出現し,昨日から38℃台の発熱が出現したため受診した。悪心はあるが,嘔吐はない。体温38.3℃。脈拍92/分,整。血圧120/78mmHg。呼吸数16/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。腸雑音が亢進している。腹部全体に軽度の圧痛を認めるが,反跳痛は認めない。皮疹は認めない。
 診断を確定するための検査で最も適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
95%

Assessment
①下痢を主訴 ⇒ 腸管感染症,腸管外感染症,薬剤性,非感

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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