問題番号 : 114A19

3歳の男児。5日前から右の眼瞼下垂が出現し,次第に目立ってきたため,祖母に連れられて受診した。1年前の写真では両側とも眼瞼下垂はなかった。外傷の既往はない。意識は清明で,活発に走り回っている。右優位の両側眼瞼下垂を認めるが,祖母によると朝は目立たず,夜になると悪化するという。嚥下に問題はない。四肢の筋萎縮はなく,腱反射は正常である。視力は右0.8(1.2×+1.0D),左0.7(1.2×+1.0D)で乱視は認めず,眼球運動にも異常を認めない。
 診断に有用なのはどれか。

正解
e
国試正答率
98%

Assessment
①5日前から右の眼瞼下垂 ⇒ 急性発症の眼瞼挙筋障害。左

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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