問題番号 : 113F67

50歳の女性。活動の低下を心配した夫に伴われて来院した。2か月前から朝起床はするが,朝食の準備ができず,ぼんやりと座っているようになった。それまで見ていたニュースや新聞を見なくなり,買い物には行くが,献立を決められず,何も買わずに帰ってくる状態であった。2週間前からは洗濯や掃除などの家事が全くできなくなったため,夫に伴われて受診した。意識は清明。見当識と記憶に異常は認めない。身体所見に異常を認めない。
 この患者にみられることが予想される訴えはどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
92%

Assessment
①夫に伴われて来院 ⇒ 本人の病識が乏しい可能性がある。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る