問題番号 : 113F63

34歳の女性(1妊1産)。産後2週の妊産婦健康診査を希望して,分娩した産科診療所に来院した。2週間前に第1子である3,150gの男児を経腟分娩した。来院時の体温36.5℃。脈拍80/分,整。血圧126/76mmHg。尿所見は蛋白(-),糖(-)。内診で子宮復古に異常は認めず,悪露も正常であった。母乳哺育を行っているが,うまくできているかとても心配で毎日よく眠れない。育児は全く楽しくなく,ときに自分を傷つけたいとの思いが浮かぶという。日本語版エジンバラ産後うつ病質問票〈EPDS〉への自己記入の結果,合計点数は12点(基準8以下)であった。
 この時点の対応として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
59%

Assessment
①2週間前に3,150gの男児を経腟分娩
②体温36.5

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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