問題番号 : 113F58
2か月の乳児。肛門部の異常に気付いた母親に連れられ来院した。排便回数は1日2回で,排便時やおむつの交換時に泣く。母乳を1日に8回飲み,哺乳力は良好である。体温37.0℃。心拍数100/分,整。血圧80/50mmHg。呼吸数20/分。腹部は軽度膨満し,肝を右肋骨弓下に2cm触知する。腸雑音に異常を認めない。肛門部の写真を別に示す。触れると軟らかく,痛がる様子がある。 母親に対する説明で正しいのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。