問題番号 : 113F52
生後1か月の乳児。1か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎38週,出生体重2,998gで出生した。Apgarスコアは8点(1分),9点(5分)であった。出生後は完全母乳栄養であり,本日の体重は4,050gである。四肢を活発に動かし,固視を認める。体幹や四肢に2~3cmの皮疹を7個認める。体幹部の皮疹を別に示す。父親には,鼻の周囲に多数の血管線維腫を認める。母親には皮疹を認めない。 両親への対応として適切なのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。