問題番号 : 113E35

62歳の女性。めまいを主訴に来院した。今朝,起床時に突然ぐるぐる回るめまいを自覚した。しばらく横になっていると約2分でめまいは落ち着いた。難聴や耳鳴の自覚はなかった。午後,洗濯物を干そうとして上を向いたところ,再び同様のめまいが出現した。軽度の悪心を伴ったが,安静により約1分で症状は消失した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。来院時,意識は清明。バイタルサインに異常を認めない。神経診察に異常を認めない。血液所見に異常を認めない。
 病変部位はどれか。

正解
b
国試正答率
92%

Assessment
①起床時の回転性めまい,安静で2分程度で消失。
②上を向

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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