問題番号 : 113D49

2歳の男児。1歳5か月ころから時々高熱をきたし,尿路感染症の診断で治療を受けていた。昨日夜から38℃台の発熱があり,軽快しないため来院した。尿所見:蛋白1+,糖(-),潜血1+,沈渣に赤血球1~4/HPF,白血球50~99/HPF。血液所見:赤血球488万,Hb 12.4g/dL,Ht 37%,白血球14,800,血小板30万。血液生化学所見:総蛋白6.9g/dL,AST 29U/L,ALT 18U/L,尿素窒素9mg/dL,クレアチニン0.5mg/dL。CRP 8.6mg/dL。尿沈渣のGram染色でGram陰性桿菌を認めた。急性腎盂腎炎と診断し,抗菌薬で治療を行った。解熱後の排尿時膀胱尿道造影像を別に示す。
 適切な治療法はどれか。

正解
e
国試正答率
96%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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