問題番号 : 113C42

62歳の女性。便潜血の精密検査を目的に来院した。便潜血検査による検診を受け,1日目が陽性,2日目が陰性であったため,精密検査が必要と判定されて受診した。友人から「内視鏡検査は苦痛だ」と聞いており,内視鏡検査を受けることを躊躇している。便通は毎日あり,便柱狭小化はない。最近数年間で体重の明らかな増減はない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はなく,飲酒は機会飲酒。大腸癌の家族歴はない。身長155cm,体重56kg。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知せず,圧痛を認めない。
 最も適切な対応はどれか。

正解
e
国試正答率
91%

Assessment
①62歳の女性 ⇒ 大腸癌の好発年齢
②便潜血検査陽性

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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