問題番号 : 113C35

45歳の男性。造船所でアーク溶接作業に従事している。本日,午前11時ころ,作業場が暑かったので,保護具を外して汗をぬぐってしまい,溶接時に発生する光に曝露したという。特に自覚症状はなく,その後の作業にも差し障りはなかったが,念のためにと同じ作業場の同僚が気遣い,昼食後,午後2時に同僚とともに医務室を訪れた。意識は清明。眼球結膜に軽度充血を認める。視野は良好。眼や耳の痛みは訴えていない。瞳孔,口腔粘膜および皮膚に異常を認めない。
 対応として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
①溶接作業 ⇒ 眼の障害(電気性眼炎)や皮膚の障害(皮膚

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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