68歳の男性。健診で血清蛋白異常を指摘され来院した。特に自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。表在リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。血液所見:赤血球438万,Hb 13.8g/dL,Ht 45%,白血球5,800,血小板25万。血液生化学所見:総蛋白8.2g/dL,アルブミン4.7g/dL,IgG 2,628mg/dL(基準960~1,960),IgA 319mg/dL(基準110~410),IgM 211mg/dL(基準65~350),総ビリルビン0.7mg/dL,AST 26U/L,ALT 38U/L,LD 285U/L(基準176~353),ALP 295U/L(基準115~359),尿素窒素18mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL,尿酸5.6mg/dL。
診断のために最も重要な血液検査項目はどれか。