問題番号 : 113C25

80歳の男性。嚥下性肺炎〈誤嚥性肺炎〉,脳梗塞による左片麻痺,脳血管性認知症および仙骨部褥瘡のため入院中である。寝たきりの状態で経口摂取が困難であり,経鼻経管栄養を行っている。肺炎は抗菌薬治療により改善し,在宅医療を担当する医師に診療情報提供を行うとともに,自宅への退院に向けて退院支援チームで相談をすることとなった。
 正しい対応はどれか。

正解
b
国試正答率
91%

Assessment
①嚥下性肺炎〈誤嚥性肺炎〉 ⇒ 加齢による,あるいは脳梗

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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