問題番号 : 113A37

8か月の男児。最近笑わなくなったことを心配した両親に連れられて来院した。在胎39週3日,出生体重3,240g,Apgarスコア8点(1分),10点(5分)で出生した。あやし笑いを2か月で,定頸を3か月で,お坐りを7か月で獲得した。1か月前から笑うことが少なく表情が乏しくなり,次第に坐位が不安定になってきた。2週間前から頭部を前屈するとともに四肢を一瞬屈曲する動作を10秒程度の間隔で20回ほど繰り返すことが,毎日見られるようになった。この動作の後には泣くことが多い。
 可能性が高いのはどれか。

正解
a
国試正答率
94%

Assessment
①8か月の男児で1か月前から笑わなくなった,表情が乏しく

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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