問題番号 : 112F65

30歳の女性。この2年間で6kgの体重減少があり,心配した母親に付き添われて来院した。薬物服用はなく,食事は少ないながらも摂取しているという。身長156cm,体重38kg。体温37.0℃。脈拍72/分,整。血圧90/52mmHg。表情に乏しく,問診時も無関心な様子で言葉数が少ない。口腔粘膜と四肢・体幹部の皮膚に色素沈着を認める。血液所見:赤血球341万,白血球2,500。血液生化学所見:空腹時血糖62mg/dL,Na 132mEq/L,K 5.6mEq/L。
 診断のために必要な検査項目の組合せはどれか。

正解
a
国試正答率
97%

Assessment
①2年間で6 kgの体重減少を示す30歳女性 ⇒ 少なく

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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